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比較 2026-09 更新

主要校ガイド

主要9校の授業料・カリキュラム・英語の入学要件・空き状況を比較。

本記事の情報は参考目的です。制度は変更される場合があります。最新情報は各校およびMOE(教育省)の公式サイトでご確認ください。

シンガポールの主要インターナショナルスクール9校と日本人学校を、2026/27年度の公式料金表と各校の入学方針で比べます。日本人家庭にとって学費以上に差が出るのは英語の入学要件で、英語を母語としない子を受け入れる仕組みは学校によってまったく違います。数字と要件は2026年9月に各校の公式サイトで確認しました。

主要校の一覧

学校名カリキュラムキャンパス年間授業料特徴
UWCSEA(United World College of South East Asia)G10まで独自課程。G11〜12はIBディプロマかIB科目Dover(西部)、East(東部)S$39,069〜49,9262キャンパス合計で生徒5,800人超。Doverは2032年8月にTengahへ移転予定
Singapore American School(SAS)米国式。AP・AP Capstone中心でIBはないWoodlands(北部)S$32,510〜43,780単一キャンパスで生徒4,095人(2024-25年度)。Lane制で入学の優先順位が決まる
Tanglin Trust School英国式。(I)GCSEの後、A LevelかIBディプロマPortsdown RoadS$36,300〜58,080(Building Fund込み)生徒2,850人。英語を母語としない生徒への指導は行わない
Dulwich College (Singapore)英国式。IGCSE・GCSEの後、IBディプロマ、International A Levels(STEM)、Dulwich High School Diplomaから選ぶBukit BatokS$37,520〜59,220英国ダリッジ・カレッジの系列校。独立したEALプログラムはない
Stamford American International SchoolIB(PYP・MYP・DP)にAPとBTECを併設。全員が米国の高校卒業資格を得るWoodleigh、Early Learning Village(幼児部)S$30,820〜54,840G10までEALがあり、G6〜10向けに集中英語課程を置く
Canadian International School(CIS)IB(PYP・MYP・DP)Lakeside(Jurong West)S$30,280〜53,500学校自身がカナダの課程ではなくIB校と説明している。G11〜12に英語支援はない
Australian International School(AIS)PYP、IGCSEの後、IBディプロマ、NSW州のHSC、IB Courses+から選ぶLorong ChuanS$31,356〜54,744(2027年)1月始まりの暦年制。生徒2,500人超
One World International School(OWIS)PYP、独自のCambridge課程、IGCSEの後、IBディプロマかCambridge A-LevelsNanyang、Punggol(Digital Campus)、Newton(幼児部〜G5)S$24,000〜33,000程度主要校の中では授業料が低い。PunggolとNewtonは別に建物費が毎年S$7,000余り
HWA International SchoolIB(PYP・MYP・DP)。英語と中国語のバイリンガルMarina Square、NTU@one-northS$23,990〜42,990英中バイリンガルのIB校
シンガポール日本人学校(参考)日本の学習指導要領(全日制・日本語)小学部Clementi・Changi、中学部West CoastS$8,110〜12,688保護者が日本人会の会員であることが入学条件

授業料は各校の2026/27年度の料金表にある年額(GST9%込み)で、最年少のフルデー学年から最終学年までの幅です。AISは暦年制のため2027年の額で、2026年はS$31,356〜53,148でした。Tanglinは授業料にBuilding Fund(毎年S$6,270)を含めて公表していて、授業料だけならS$30,030〜51,810です。このほか入学金や施設費がかかり、主要校の初年度は授業料より約S$10,000〜21,000多くなります。内訳は学費・費用の目安にまとめています。

英語の入学要件がいちばん大きな違い

インター校にはEALがあるので英語ができなくても入れる、と書かれることがありますが、主要校ではそう言えません。Tanglinは英語を母語としない生徒、英語習得の初期段階にある生徒への指導を一切行わないと入学方針に明記しています。Dulwichも独立したEALプログラムを持ちません。

学校英語の支援入学時の英語の目安
UWCSEAK1〜G12にEALがあるK1〜K2でも簡単な指示に従い英語で意思を伝えられること。英語で授業を受けた期間がG1〜5は1〜3年、G6〜8は2〜3年ないと基準を満たしにくい。G9〜11は3年以上
SASK〜G3に基礎EAL(年S$7,230の追加料金)。G4〜5は移行段階の支援だけで、それより上の学年にはないG4以上は英語での就学4〜5年程度が前提
Tanglinない年齢相応の英語力
Dulwich独立したEALはない(Year 7〜8の補習のみ)年齢相応の英語力
StamfordG10までEAL。G6〜10に20週間の集中課程PCSと10週間のFAEKG2〜G5はWIDA、G6〜10はSLATE Plusで英語を測り、結果で課程が決まる
CISSK〜G10は評価で必要とされればELLの受講が必須(年S$9,240〜9,500の追加料金)G11〜12は学術英語を習得済みであること。英語が基準に届かないG3〜8向けにFoundationプログラムがある
AISYear 10までEAL(1学期S$4,478〜7,358の追加料金、2027年)。Year 6〜9に集中課程PCS学年と評価による

保護者についての条件を明記している学校もあります。Tanglinは英語が堪能な親が少なくとも1人いて、その親がシンガポールで同居していること。Dulwichは英語が堪能または母語の親が少なくとも1人いること。Stamfordは12歳未満の生徒が親と同居していること。父親だけが先に赴任する家庭や、母子だけで先に移る家庭は、出願前にこの条件を確かめておく必要があります。

英語で授業を受けた経験がない子を受け入れる仕組みがあるのは、G10までEALと集中課程を置くStamford、評価に応じてELLやFoundationに振り分けるCIS、Year 10までEALがあるAISです。UWCSEAも全学年にEALがありますが、EALの支援が必要なK1〜G8の出願者は通常2回目の選考で検討されます。

空き状況と選考の仕組み

人気校の待機リストは先着順だと思われがちですが、UWCSEA、Tanglin、Dulwichは出願日順に合格を出しません。学業記録や学年の構成バランスなどを合わせて判断します(Tanglinは出願日も判断材料の1つにしています)。早く出願すれば順番が繰り上がる仕組みではありません。

UWCSEA

学校は出願数が例年定員を上回るとしたうえで、学年の構成バランス(Cohort Balance)を含めて合否を決めています。2027/28年度の学年別の空席見込み(2026年8月時点)も公表していて、DoverはK1が88席、K2が0席、G1〜G10が各30〜44席、G11が15席、G12が0席、EastはK2が24席、G3が12席、G5が14席、G11が15席、G12が0席です。両キャンパスともG12には直接入学できません。

SAS

入学の優先順位をLane制で公表しています。Lane 1は米国籍・グリーンカード保持者など、Lane 2は米国企業に勤める米国籍以外の家庭、Lane 3は現在インターナショナルスクールに在籍している子、Lane 4はそれ以外です。日本の学校から移る場合、親が米国企業勤務でなければLane 4になります。同じLaneの中では在校生の兄弟と、在籍の少ない国籍が優先されます。SAS自身は書類を早くそろえるほど合格の可能性が上がるとしています。

2026-27年度の状況(2026年8月26日更新)学年
受け入れ中Pre-K、G1
残りわずかPreschool、K、G2〜5
待機枠ありG7〜8
定員に達し、出願前に相談が必要G6、G9〜11
受付終了G12

Tanglin

最も大きな受け入れはNurseryの160人で、Reception以上の学年は退学者が出たときにしか空きが出ません。学校はNurseryでの入学を強く勧めています。Year 11とYear 13には編入できず、Sixth Form(Year 12)に入るには(I)GCSEで平均B(6)以上が必要で、条件付き合格は出しません。選考は先着順でない待機枠(Waitpool)で行い、学業記録、学校との縁、学年の構成バランス、出願日などを合わせて判断します。

Dulwich

優先順位を公表していて、Placement Rightsの保持者、常勤教員の子、Dulwich系列校からの転校、在校生の兄弟、卒業生の子の順です。出願は締切制で、10月31日までに出願すれば11月に早期合格が出ることがあり、大半は3月に結果が出ます。入学予定日の18か月前より早い出願は受け付けません。

CIS

選考で性別・民族・国籍の構成と在校生の兄弟を考慮すると明記していて、複数の学年に待機があります。G9〜10は毎年2月の最終月曜日まで、G11は新学年の最初の2週間しか受け付けず、G12には入れません。

低学年ほど待機が長いと書かれることもありますが、公表データでは逆の傾向です。TanglinはNurseryが最大の入口で、UWCSEAもDoverのK1は88席すべてが新規の枠です。空きがなくなるのは中高の学年で、特に最後の2年間は新規の入学がほとんどできません。学校ごとの出願時期は入学手続きの流れにまとめています。

日本語を学べる機会

  • ✓UWCSEA:両キャンパスのG9〜10で日本語を第一言語とする生徒向けの科目を開講。EastはG6〜8でも日本語を開講
  • ✓Stamford:G6〜8で日本語話者向けのMYP Language and Literatureを隔日で開講
  • ✓CIS:G11〜12で日本語のLanguage and Literature、2026年から日本語のLanguage Acquisitionを開講
  • ✓高校段階で日本の教育課程を続けるなら、早稲田渋谷シンガポール校(57 West Coast Road、文部科学省認定の在外教育施設)がある

インター校と土曜日の日本語補習授業校を併用する方法もあります。補習授業校の費用と入学条件は日本人学校・日本語補習授業校にまとめています。

家庭の状況から見た候補

家庭の状況候補になりやすい学校理由
子どもが英語で授業を受けた経験がないStamford、CIS、AISG10前後まで英語の支援と集中課程がある
英語での就学経験が数年あり、IBディプロマを目指すUWCSEA、CIS、StamfordUWCSEAはG6以降、英語での就学2〜3年以上が目安
英語が堪能な親がいて、英国の大学やA Levelを視野に入れるTanglin、DulwichA LevelとIBディプロマの両方を置く
米国の大学を目指すSAS、StamfordAP科目で米国の大学入試に対応する
授業料を抑えたいOWIS、HWA授業料が年S$24,000前後から
数年で日本に帰る日本人学校、または補習授業校との併用日本の学習指導要領に沿って学べる

参照した一次情報

子連れ移住の手続きを時系列で確認する

学校選びから在留届まで、子どもの人数に合わせた手順を一覧にします。質問は5つ、登録なしで使えます。

移住ロードマップを作る

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