ホーム教育・学校入学手続きの流れ
2026-09 更新

入学手続きの流れ

学校別の出願時期、必要書類、選考、合格後の期限と支払い、日本の学年とのずれ。

本記事の情報は参考目的です。制度は変更される場合があります。最新情報は各校およびMOE(教育省)の公式サイトでご確認ください。

シンガポールのインターナショナルスクールは、出願できる時期と選考の仕組みが学校ごとに大きく違います。UWCSEAは年1回の選考で、2027年8月入学の出願は2026年9月1日に始まり、第1締切は11月2日です。一方でSASは最大2年前、Tanglinは最大3年前から出願できます。この記事は主要校の入学案内と、ICA・MOEの規定で内容を確認しています(2026年9月時点)。

出願から入学までの流れ

1

学校を絞り、出願時期と英語要件を確かめる

出願できる時期と締切は学校ごとに違います。英語を母語としない子を受け入れない学校もあるので、先に要件を確認します。

2

オンラインで出願し、出願料を払う

出願料はS$627〜2,500で、返金されません。

3

書類審査と評価

学年に応じて英語や学習面の評価、面接があります。

4

合格通知と受諾

7〜14日以内に受諾し、入学金や確認金を払って席を確保します。

5

入学前の手続き

DPかStudent's Passの写しを学校に出します。DPがない場合はStudent's Passを申請します。

英語の入学要件は学校によってまったく違い、Tanglinは英語を母語としない生徒への指導を行いません。学校ごとの違いは主要校ガイドで比べています。

学校別の出願時期

学校出願できる時期締切と結果
UWCSEA年1回。8月入学は前年9月1日から第1締切11月2日(結果は1月)、第2締切2月1日(結果は3月)。1月入学はK1〜G10の通学生のみで、前年7月〜8月上旬が締切
SAS通年。最大2年前から出せて、出願は2年間有効Preschool〜G8は通年で入学できる。G9〜12は8月か1月の学期開始のみ
Tanglin入学希望年度の3年前の9月1日から2027/28年度の締切は2027年2月15日で、合格通知の大半は3月以降。2026/27年度は全学年で締切済み
Dulwich入学予定日の18か月前から10月31日までの出願は11月に早期合格が出ることがあり、大半は3月に結果
Stamford通年(空きに応じて)開始日の6か月より前の出願は事前審査のうえ、6か月前以内に英語テストを受ける
CISK〜G8は通年G9〜10は毎年2月の最終月曜日まで、G11は新学年の最初の2週間のみ、G12は受け付けない

UWCSEAには移住の2年前から出願することはできません。8月入学の受付は前年の9月1日に始まるので、出願は入学の約11か月前からです。また、EALの支援が必要なK1〜G8の出願者は通常第2ラウンドで検討されるため、第1締切に出しても結果は3月になりやすくなります。

早く出願すれば有利だと公式に書いているのはSASです。UWCSEAとTanglinは順番待ちの名簿を持たず、条件を満たした出願者の中から総合的に判断して選ぶので、早く出しても順番が繰り上がることはありません。

必要書類

  • ✓パスポートと出生証明書の写し
  • ✓成績表。UWCSEAとTanglinは直近2学年分、CISは直近3年分、Stamfordは前年度と今年度の全学期分
  • ✓英語以外の書類の翻訳。UWCSEA、Stamford、CISは公証翻訳か正式な翻訳を求める
  • ✓推薦状。SASやCISは求めるが、Tanglinの出願案内には挙がっていない
  • ✓予防接種の記録。12歳以下の外国生まれの子がDPやStudent's Passを初めて申請するときは、ジフテリアと麻疹の接種証明を事前に保健当局に出して確認を受ける必要がある(2019年2月から)
  • ✓学習支援や心身の健康状態に関する情報

英語力の証明として外部の資格を出す必要は通常ありません。各校が自前で評価します。学習支援の必要や健康状態は、出願時に申告します。UWCSEAの規約では、伏せていたことが入学後に分かった場合、返金なしで即時退学になります。

選考で見られること

学校評価の内容
UWCSEAシンガポール在住のK1・K2は遊びを通じた観察(Meet and Play、G1は招待者のみ)。G2〜5は出願書類と成績表で評価し、読み書きや算数の個別評価は学習支援が必要な場合のみ。G6〜8は記録からEALが必要と見られる場合だけ監督付きのオンライン英語評価。G9〜11はポートフォリオ審査とオンラインのVirtual Immersion Programme(面接を含む)
StamfordKG2〜G5はWIDA、G6〜10はSLATE Plusの英語テスト。結果でEALや集中英語課程への配置が決まる
Tanglin学業記録、学校との縁、学年の構成バランス、出願日などを総合的に判断。Sixth Formは(I)GCSEで平均B(6)以上が必要で、条件付き合格はない
SASLane制で優先順位が決まる。日本の学校から移り、親が米国企業勤務でなければLane 4。同じLaneの中では在校生の兄弟と在籍の少ない国籍が優先
Dulwich年齢相応の英語力と、英語が堪能な親が1人以上いること。優先順位はPlacement Rights保持者、常勤教員の子、系列校からの転校、在校生の兄弟、卒業生の子の順

合格後の期限と支払い

学校期限払うもの
SAS受諾から7日以内確認金S$5,500(学費に充当、返金なし)
Stamford学生契約に7日以内に署名、請求から7日以内に支払い入学金S$4,140、施設費S$8,320、授業料
CIS契約書の発行から14日以内に署名確認料S$5,500(第2子S$4,500、第3子以降は不要)
Tanglin受諾時と初登校前受諾時に入学金S$4,500と第1学期の学費、初登校前にCapital Levy S$4,500と第2学期の学費
Dulwich受諾時と入学前入学金S$4,000、入学前にCapital Levy S$4,500
UWCSEA受諾時入学金S$4,992、第1学期の学費と開発負担金

受諾時に払う額は原則返金されません。UWCSEAは家庭側が受諾後に取り消すと、入学前でも受諾時の支払いを没収します。DulwichはICAがStudent's Passを却下した場合などに入学金を返金するとしています。Stamfordは満員の学年で待機リストに載るのに入学金の支払いが必要で、リストを外れれば全額返金、オファーを断れば返金されません。費用の全体は学費・費用の目安にまとめています。

学年の決まり方と日本の学年とのずれ

インター校の学年は誕生日の基準日で決まり、日本の4月2日基準とずれます。

学校同じ学年になる誕生日
UWCSEA、SAS、Tanglin、CIS9月1日〜翌年8月31日
AIS5月1日〜翌年4月30日
MOE校(現地校)1月2日〜翌年1月1日
日本の学校4月2日〜翌年4月1日

9月1日基準の学校では、4月2日〜8月31日生まれの子が日本より1学年上に入ります。例えば2020年5月生まれの子は、2027年4月に日本で小学1年生になり、2027年8月にUWCSEAに入るならGrade 2です。英国式のYearは米国式のGradeより数字が1つ大きく、2027/28年度はUWCSEAのGrade 1とTanglinのYear 2がどちらも2020年9月1日〜2021年8月31日生まれです。

扱いは学校で違います。UWCSEAは5〜8月生まれで今の学校でも下の学年にいる子に限り、下の学年への配置を例外的に認めています(K1〜G1で年齢より上の学年に入ることはできません)。Tanglinは年齢相応の学年から外しません。

Student's Passが要るかどうか

親の就労パスに付随するDependant's Pass(DP)を持つ子は、インター校でもMOE校でもStudent's Passは要りません。必要になるのはDPがない場合と、在学中にDPが失効・取り消しになった場合です。

DPがない子がインター校に通うには、EduTrust認証を受けた学校から入学許可を得たうえでStudent's Passを申請します。ICAは、外国系の学校がStudent's Passを要する外国人生徒に入学枠を出すにはEduTrust認証が必要だと定めています。申請はICAのe-Service(SOLAR+)で、授業開始の3か月前から2か月前までに行います。処理手数料S$45と発給手数料S$60がかかり、審査は通常1週間以内です。

保護者の同居の条件

Tanglinは英語を話す保護者の少なくとも1人がシンガポールで同居することを、Stamfordは12歳未満の生徒が親と同居することを求めています。父親だけが先に赴任する家庭や、母子だけで先に移る家庭は、出願の前にこの条件を確かめておく必要があります。

参照した一次情報

子連れ移住の手続きを時系列で確認する

学校選びから在留届まで、子どもの人数に合わせた手順を一覧にします。質問は5つ、登録なしで使えます。

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