本記事の情報は参考目的です。制度は変更される場合があります。最新情報はMOM(人力省)等の公式サイトでご確認ください。
EPとは
EP(Employment Pass)はシンガポールで就労する外国人向けの主要ビザです。専門職・管理職・経営者を対象としており、シンガポールに移住する日本人の多くがこのビザを取得します。
ポイント
申請条件
最低給与基準(2025年1月〜・新規申請)
| 対象 | 最低月給(SGD) | 目安(JPY換算) |
|---|---|---|
| 一般職種(若手) | S$5,600〜 | 約62万円〜 |
| 金融セクター(若手) | S$6,200〜 | 約68万円〜 |
| 40代半ば(一般) | S$10,700〜 | 約118万円〜 |
| 40代半ば(金融) | S$11,800〜 | 約130万円〜 |
※最低給与は年齢が上がるほど高くなります(経験に見合う賃金が求められるため)。ここに示した金額は固定月給(変動給・賞与は含まない)の基準です。2025年1月から引き上げられ、更新申請には2026年から新基準が適用されます。さらに2027年1月からは下限が引き上げられ、一般職種 S$6,000・金融セクター S$6,600 になる予定です。最新の基準はMOM公式サイトでご確認ください。
その他の条件
- ✓大学の学位や専門資格などの経歴(学位は必須条件ではなく、後述のCOMPASSで評価される項目のひとつです)
- ✓職種に関連する専門的なスキル・経験
- ✓シンガポールに登録された雇用主によるスポンサー
- ✓合法的な就労目的であること
COMPASS評価システム
2023年9月より、EPの審査に「COMPASS(Complementarity Assessment Framework)」が導入されました。給与・学歴・国籍の多様性・現地人材の雇用比率などの指標でスコアリングされ、合計40点以上で通過となります。基礎の4項目(各0〜20点)に加え、加点となるボーナス2項目があります。
| 評価項目 | 最大スコア | 内容 |
|---|---|---|
| C1 給与 | 20点 | 同業種・同年代の現地PMET賃金との比較 |
| C2 学歴 | 20点 | 学位の水準・大学の評価 |
| C3 多様性 | 20点 | 会社内の国籍構成における申請者の国籍比率 |
| C4 現地雇用 | 20点 | 会社の現地人材(PMET)の雇用比率 |
| C5 スキルボーナス | 20点 | 人材不足職種リスト(SOL)該当職種で加点 |
| C6 戦略ボーナス | 10点 | 政府の戦略的経済優先分野に貢献する企業で加点 |
COMPASSが免除されるケース
申請手続き
myMOM PortalでEPを申請
雇用主がMOMのmyMOM Portal(EP eService。旧称EP Online)からオンライン申請します。
審査(通常10営業日以内)
MOMが審査します。ほとんどのケースは10営業日以内に結果または進捗の連絡があります。シンガポールに登記のない海外企業からの申請は6週間程度かかることもあります。
In-Principle Approval(IPA)受取
審査通過後、IPAレターが発行されます。有効期間内にシンガポールに入国する必要があります。
シンガポール入国・EPカード受取
入国後にMOM指定の登録センター(Employment Pass Services Centre等)で写真・指紋を登録し、EPカードを受け取ります。市民・永住権者向けの身分証(NRIC)とは発行機関も券面も異なります。
有効期間・更新
- ✓初回:1〜2年(雇用状況による)
- ✓更新:2〜3年(実績による)
- ✓更新はmyMOM Portal(EP eService)からオンラインで手続き可能
- ✓雇用主が変わる場合は新規申請が必要
注意事項